
YKK AP株式会社
コミュニケーション部
情報管理室
小泉 雄太 氏
建築用工業製品のトップメーカーYKK AP株式会社は、建築コンポーネントプロバイダーとして、多彩な分野にさまざまな商品を送り出している。同社は膨大な商品情報の電子管理に積極的に取り組み、およそ7年前からGAMEDIOSを活用している。どのような経緯でGAMEDIOSを導入し、現在はどのように使用しているのか、実際に運用を担当されているYKK AP株式会社 コミュニケーション部 情報管理室の小泉雄太氏にお聞きした。
GAMEDIOSの一元管理機能に着目
同社がGAMEDIOSを導入した経緯について、小泉氏は「まず、当時から1,000ページ近くあった総合カタログをはじめ、商品情報のデジタルデータは当時から増えつつあったのですが、その情報管理が十分ではなかったという背景があります」と説明する。
当時はデジタル原稿が各印刷会社や制作会社に分散しており、せっかくのデータも2次利用に手間がかかりすぎるなどの課題があったという。また、デジタル化が進んでいたとはいえ、当時の商品画像はまだポジフィルムが主体であり、膨大な数にのぼるアイテムの管理やカタログの制作には相当なコストが伴っていた。
さらに、カタログ制作は担当者個人の知識とノウハウに依存していたため、担当者に負荷が集中するうえ、不在になると進捗がストップしてしまうというリスクもあった。
このような背景から、画像を含めた商品情報をデジタル化し一元管理できるGAMEDIOSは、まさに探し求めていたソリューションだったと小泉氏は語る。
導入の効果は劇的だったそうだ。
「商品写真情報の管理精度は向上し、画像データの貸し出し依頼に関しても、問い合わせがあったらクライアントPC上ですぐに検索できる。それまでの、ポジの現物を手作業で探していたのに較べれば、はるかに効率化されました」また、思わぬ副産物としてカタログ情報内容の見直しという効果もあったそうだ。「情報インフラが整備されたことで、カタログに記載すべき情報が洗い直されました。以前に較べて、より効果的な情報発信が可能になっていると思います」と小泉氏は語った。
商品情報の発信に、なくてはならない存在
さて、現在はどのような運用状況なのだろうか。YKK AP取り扱いアイテムのほぼすべてのデータがGAMEDIOSに収蔵されているそうだ。「廃番になってしまった商品にも問い合わせがありますから、GAMEDIOSから消去できないのです。そのようなアイテムも入れると27,000点以上の商品情報が入っています」
情報更新については「新製品がリリースされればその都度、情報は更新しています。だいたい春先は件数が多いですね。画像の点数だけでいえば、2004年度は1〜4月だけで5,000点ほどありました。特に昨年はサッシのサイズの規格が変更されたので例年の2倍以上の新製品リリースがあったのです」
また、「弊社の商品は画像、特に色が重要です。弊社では色の規格として5色の基本色を用意していますが、ほとんどのアイテムでGAMEDIOS内の画像データにも5色展開が求められますから、どうしても画像の点数が多くなってしまうのです」とのことだ。
それらの膨大な情報をベースに紙のカタログが作られるほか、MediaPress-Netへの情報配信や、MediaPressを使用してのCD-ROMカタログの制作、さらには社内用提案書作成システムに向けてのJPEGデータ出力など、さまざまな情報発信が実施されている。
「外に出す商品画像情報のほぼすべてがGAMEDIOSをソースにしています。その意味ではもはや、なくてはならない存在です」
YKK APは数多いユーザ企業の中でも、有効かつ頻繁にGAMEDIOSを使いこなしている企業といえるだろう。
- MediaPress-Net : 凸版印刷が運営する住宅設備、建材、文具、インテリア業界を始めとする商品情報カタログサイト。74社の掲載商品、37万点の商品情報・画像・CADを無料で検索・ダウンロード可能。
- MediaPress : 凸版印刷が提供するCD-ROM電子カタログ。
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